名前:ハンス・ベトゲ

所属:ドイツ帝国陸軍

階級:中尉

誕生日:1890年12月6日

死没日:1918年3月18日

撃墜数:20機

叙勲:ホーエンツォレルン勲章

経歴:第一次大戦当初は第1鉄道連隊に所属していたが、脚を負傷した後、航空隊に転属しパイロットの訓練を受けた。1916年8月にドイツ最初の戦闘機隊であるJasta1が編成されると、その一員に選ばれた。そして、同月29日には早くもイギリスのB.E.2cを撃墜し、初戦果を挙げた。Jasta1で3機を撃墜(他に未確認撃墜1機)した後、1917年1月にはJasta30の初代指揮官となり、年末までに撃墜数は18機に達した。

ベトゲはその間に英国航空隊のエース3名、フィリップ・ジョンストン(6機撃墜)、シドニー・プラテル(5機撃墜)及びトーマス・ステファンソン(5機撃墜)を撃墜している。Jasta30は1918年初めにアルバトロスからファルツD.Ⅲに機種転換し、ベトゲは愛機の胴体をホワイトとグレーの縞模様とし、オレンジ色のダイヤマークを描くという派手な塗装を施した。1918年2月と3月にはさらに各1機を落として撃墜数を20機とし、プール・ル・メリート勲章の受章が内定したが、3月17日にD.H.4を追撃した際、後部機銃の弾丸を受けて戦死した。