名前:アレキサンドル・カザコフ

所属:ロシア帝国陸軍

階級:大尉

誕生日:1889年1月15日

死没日:1919年8月1日

撃墜数:20機

叙勲:聖ゲオルギー勲章レジオン・ド・ヌール勲章

経歴:ロシア帝国戦闘機隊のトップエース。

最初は騎兵だったが、第一次大戦前の1913年に航空隊に転属した。1915年3月1日にモランソルニエGに搭乗して偵察任務に就いていた際、ドイツのアルバトロスC偵察機と遭遇し、機体に付けていた錨で同機を撃墜した。1916年春には第19戦闘機中隊の指揮官に任じられ、ニューポール10及び17に搭乗して19機を撃墜した。同中隊は「栄光か死か」中隊と呼ばれ、撃墜数も多かったが損失も大きく、隊員の平均余命は1ヵ月だったといわれる。1917年には4個戦闘機中隊を統合した第1戦闘機連隊が編成され、その指揮官に任じられた。

ロシア革命後は白軍として赤軍と戦ったが、白軍を支援していたイギリスの第1スラブ・ブリティッシュ飛行中隊が撤退を決めたことに絶望し、1919年8月3日にイギリス軍パイロット達が見守る中、自軍飛行場でソッピース・スナイプに搭乗して自爆した。